元F1王者のジャック・ビルヌーブがミック・シューマッハのF1復帰の可能性について語りました。
「ミック側からの売り込みが各チームにあるようだが、どのチームも彼をドライバーとして必要としていないようだ。」
「問題だったのはミックがハースでドライブしていた1度目のF1参戦を良い形で終えられなかったことだ。彼は今の役割でよい仕事をしているかもしれないし、将来性を見せているのかもしれない。しかし、かつて結果を出せなかったという事実が目に見える証拠として残っている」
「チームにとっては気掛かりなのだろう。チームとしてミックが前回の参戦時より優れているかに期待してリスクを取りたいだろうか?残念ながら今はそのようなことはなさそうだ。」
「もしチームがミックを正ドライバーとして起用すれば、それは”シューマッハ”の名前のイメージが欲しいか、もしくはハースの時より上手くやるのを期待してるからだろう。」
ミックは2021年のF1デビューから2シーズンをハースで戦いましたが、ポイントを獲得したレースはわずか2回にとどまりました。1年目はチームメイトのニキータ・マゼピンを上回ったものの、次のシーズンではマゼピンに代わってチームメイトとなったケビン・マグヌッセンに対して獲得ポイントで上回ることができませんでした。(マグヌッセン25p ミック12p)。
同じくミックのシート獲得に疑問を抱いているのがジョニー・ハーバートです。Poker Appsのインタビュー内で、こちらもミックがハースで結果を出せなかったことを指摘しています。
「チームメイトに敗北するということはドライバーのキャリアに大きな傷をつけてしまうということ。そして、ミックはそれをしてしまった。ミックはどのチームの候補にもなっていないだろう。」
2人の話で共通していることは、ミックがハースで結果を出せなかったことが彼のF1復帰を妨げている大きな要因となっていることです。残りのシートをめぐっては、実績十分のドライバーから大きな才能を秘めた若手まで様々なドライバーが候補として挙げられています。才能がありながらF1のシート獲得に至らず、別カテゴリーへと活躍の場を求めた選手も多くいる中で、チャンスをもらいながらそれを活かすことができなければ、セカンドチャンスを簡単に得ることはできないというF1の厳しさを改めて思い知らされる状況です。ですが、まだ可能性がなくなったわけではないので、ミックの今後の動向に注目していきましょう!
(画像/ミックシューマッハ公式Ⅹより引用)
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